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中国旅行記:杭州日記

飛行機を降り一歩空港に入ると、湿り気を帯びた空気が独特の匂いをもって身体中を包んだ。
6月下旬、午前1時、そこは既に真夏の夜。
大連に来てから10ヶ月、日本の国内旅行とは違う、中国のプチ旅行。
同じ中国でも東北である大連と南の杭州(ハンジョウ)は全然違う。
言葉も通じるのか不安で、そんなドキドキ感も含めてものすごく新鮮な気持ちだ。

バスに乗り市内を目指す。
初の旅行だというのに私はその日の宿を決めていなかった。バスの乗務員の女性に聞くと、素泊まり150元で紹介してくれると言う。多少心配だったが、値段も手頃なのでそこに決めた。

市内は生ぬるい風が吹き、夜中だというのに開いている店が多く、人通りも多い。
ホテルのチェックインを済ませると早速近くを散策してみる。
ホテルの並びにもまだ何軒も空いている店があった。空腹を思い出し、その中で一番混んでいる店に入った。2階まで人が沢山。

杭州 龍蝦(ロンシャー)とりあえずビール!もちろん地元の西湖(シーフー)ビール。それから、龍蝦(ロンシャー)と呼ばれるザリガニが名物らしいので注文。
しばらくして出てきたのは、日本の田んぼの中にいたザリガニそのものだった。そういえば子供の頃、捕ってきたザリガニを水槽で飼っていた気がする。
真っ赤に茹だって、銀の器に大量に盛られ、中国のスパイスの匂いがした。思ったほど抵抗なく皮をむいて一口・・・、「おいしい」。ピリ辛風味が泥臭さを消し、身がしまった海老はビールとよく合う。見ると、隣の席にいた仕事帰りらしいチャイナビューティさんも豪快にバリバリ食べていて微笑ましかった。

翌朝は猛暑だった。
街に出るとほぼ全員が日傘をさしていた。とにかく暑く、日差しがきつい。なんと気温は38度。大連の涼しさが少し恋しい。街の中心にある観光名所の西湖まで歩くと、全身から汗が噴ふき出していた。
杭州旅行やっとの思いで着いたからか、真夏の気温の中に浮かぶ西湖はとても綺麗で、一時暑さを忘れるほど。岸辺にはお釈迦様が座っていそうな蓮の花が群生している。
中国の昔の映画に出てきそうな小型の船で湖を回り一休みした。

その後、吴山(ウーシャン)広場(グアンチャン)という、昔の中国の町並みを残した通りにやってきた。通り一帯に土産物屋が建ち並び、民族衣装や雑貨、お茶などが売られ賑わっている。有名な龍井(ロンジン)茶を購入、軒先で店の人が手で揉んでいたものを無造作に缶に詰めて渡してくれた。
日本の緑茶よりあっさりした癖のないいい香り。本当はその場で飲みたかったけれど、炎天下で熱いお茶を飲む勇気がなく断念した。

杭州 トンポーロー夕方近くに西湖付近に戻る。
やっと気温をも下がってきたところで昼間よりも人々に元気があるように見える。
夕飯に、「楼外楼」という老舗料理屋に入った。初めて知ったのだけれど、有名なトンポーロー(豚の角煮)は杭州の名物だとか。
中でもこの店が杭州で一番おいしい、と地元の人が教えてくれた。トンポーローはもちろん、西湖の海草のスープや鳥肉をほとんど丸ごと一羽炭のようなもので蒸し焼きにした料理、川魚の甘酢煮もどれも絶品。大連の味付けより薄めで油も多くない。とても上品。

杭州旅行  食後に西湖の周りを散歩していると、音楽と共に湖の中から噴水が上がった。色とりどりにライトアップされて音にあわせて水が踊り、グラデーションになっている。花火をみているような、夏にぴったりの催しだ。
一斉に「わあー!」っと歓声があがり、続々と人が集まる。自然としてみる西湖も良いけれど、夜ライトアップされ所も別の顔として美しい。自然豊かで歴史的な見所が多い面と、経済が発展して洗練された都会的な面を併せ持つ杭州の二つの顔を象徴的に現していると思った。

明日は、杭州から少し離れた町「紹興」まで足をのばす。

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